初診医療もオンライン化へ。新型コロナ感染予防に期待と課題
オンライン化の必要性
新型コロナウイルス感染拡大を受け、対面ではなく自宅にいながらオンラインで対応できることはオンライン化していこうという流れが、あらゆる分野で広まっています。
例えば、小さなカフェのお弁当デリバリーや個人スクールのオンライン指導など、これまでと違った形になるものの既存サービスの提供を実現しています。
日常生活圏でも「オンライン」という言葉をよく耳にするようになりました。
そんな中、政府の規制改革推進会議においても医療や行政手続きのオンライン化を進める方向で議論がされました。
初診でもオンライン診療可能に
その結果、今回特例措置として2020年4月13日からのオンライン診療が初診の場合でも認められました。スマートフォンやタブレットなどのビデオ通話機能を使った、医師によるオンライン診療。これまでは、一部例外を除き初診の場合は対象外でした。
感染リスクの不安をかかえて病院に行かなくてもいいということです。
電話も可能に?
さらに端末操作等オンラインに慣れていない患者を考慮して、電話による診察も認めるようです。
この場合、オンライン診療対応ではない医療機関にもたくさん電話がかかってきたり、予約時の症状説明と称してすぐに相談を開始される方もいそうに思います。
料金徴収が課題となりそうです。
対応可能な医療機関は1%以下
一般社団法人日本医療ベンチャー協会の集計によれば、オンライン診療への対応医療機関は1200超。全国の医療機関の1%にも満たない。
[引用元]Yahoo!ニュース :オンライン診療「初診解禁」で医療はどう変わる
まだまだ少ないのが現状ですが今回の特例措置として対応していった結果、今後数が増えていくことは間違いないでしょう。
対応可能な病院はどこで調べる?
今回「病院なび」のポータルサイトでオンライン診療可能を条件にして検索してみました。 全国的に少数ではあるものの山梨県、高知県以外には存在するようです。
ただ、検索結果に出た病院のホームページにアクセスしてみると、これまで初診は不可能だったこともあってか、オンライン診療についての具体的な記述が無い場合も多いようです。
政府は今後、対応可能な医療機関をリスト化する方針のようです。
さいごに
感染防止対策に、患者対応、更にオンライン化の対応と、医療現場には様々な負荷がかかっていると安易に想像できます。病院の電話窓口は大変なことになっていないでしょうか。
病院で働く方には本当に感謝・労いの気持ちしかありません。
私たち家族も本当に困ったら頼りたいと思いますが、病院のお世話にならなくても大丈夫なよう、健康に気を付けていきたいものです。
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